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富士・南アルプス生態学実習

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8/5-8/8 に富士・南アルプス生態学実習を開催しました。 今年は全国 10 大学から集まった 25 名の学部生・大学院生が参加しました。 天竜ブランチ(8/5) 観音の森で樹種同定に取り組んだ後、毎木調査を行い、森林の階層構造データから観音の森の成立過程について考えました。 みなさん iPad アプリとして整備した植物図鑑を使いこなしていましたが、毎木調査中に高木の葉を見て樹種を記録するのには苦労していたようです。  天竜ブランチ→南アルプスブランチ(8/6)  午前中はヒノキ間伐地や SSS を見学しながら環境保全と調和した人工林管理の実践について学びました。 また、観音の森で動物遺体の分解と腐肉食者群集をテーマにしたメニューを行い、 腐肉の種類や大きさによって、誘引される昆虫の種構成や個体数が異なることを学びました。 夕方、南アルプスの山犬段宿舎へ。みなさん体力が有り余っていたようで、植物を集めに行き自主的に樹種同定に取り組むなど意欲的なヒトたちもいました。  南アルプスブランチ(8/7) 午前中は大規模崩壊地(ホーキナギ)の見学を含め、山犬段周辺の土砂移動と山腹工事について解説されました。 朝からあやしい天気でしたが、崩壊の激しい大井川流域で森林防災の実際について学ぶことができました。 午後の森林観察では冷温帯林を構成する樹種についてじっくり学び、シカ柵内外の植生をみながらスズタケの一斉開花枯死とその後の更新にシカがおよぼす影響について解説しました。  富士ブランチ(8/8) 富士山 5 合目付近で樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態について学習しました。  4 日間で暖温帯林・冷温帯林・森林限界をめぐることで、ふだんは観察することができない植生を見て植物を学ぶことができたと好評でした。 暑い時期でしたが、標高の高い南アルプスや富士山では快適に活動できたのではないかとおもいます。みなさんおつかれさまでした。 (栗) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 5-8, 2025. There were 25 participants from 10 universities across Japan.  At Tenryu B...

富士・南アルプス生態学実習

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8/6-8/9 に富士・南アルプス生態学実習を開催しました。今年は全国 10 大学から集まった 23 名の学部生・大学院生が参加しました。 天竜ブランチ(8/6) あいにくの雨のため、観音の森でサンプルを採取し、室内で樹種同定に取り組みました。iPad アプリとして整備した植物図鑑を見ながら、照葉樹林を構成する木本の葉と向き合っている様子が印象的でした。 天竜ブランチ→南アルプスブランチ(8/7) 観音の森で毎木調査を行いました。前日に覚えた樹種の知識を活用してデータを集め、森林の階層構造から観音の森の成立過程について考えました。その後は SSS を見学しながら環境保全と調和した人工林管理の実践について学びました。夕方、南アルプスの山犬段宿舎へ。山小屋風の宿舎を興味深く観察しているヒトもいました。今年改修されたシャワールームはみなさん快適にお使いいただけたようです。 南アルプスブランチ(8/8) 午前中はシカ柵内外にどんな昆虫がすんでいるかを調べました。シカ柵外に設置していたピットフォールトラップの大半がなにかの獣に荒らされてしまうアクシデントはありましたが、なんとか考察することができました。お昼からホーキナギへ。天気があやしかったですがなんとか崩壊地を見ることができ、土砂移動と山地工事についての解説を行いました。午後の森林観察では冷温帯林を構成する樹種について学び、シカ柵内外の植生をみながらスズタケの一斉開花枯死とその後の更新にシカがおよぼす影響について解説しました。 富士ブランチ(8/9) 富士山 5 合目付近で樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態について学習しました。 4 日間で暖温帯林・冷温帯林・森林限界を歩き、ふだんは観察することができない植生や植物に触れられてよかったという声が多くありました。また、今年は天竜での人工林管理に関する内容に興味をもったヒトが多かったようです。とくに天竜では猛暑の中の実習となりましたが、みなさん楽しみながら活動してくれました。おつかれさまでした。 (栗) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 6-9, 2024. There were 23 participants from 10 universities across Japan. At Ten...

富士・南アルプス生態学実習

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8/8-8/10 に富士・南アルプス生態学実習を開催しました。今年は全国 17 大学から集まった 31 名の学部生・大学院生が参加し、コロナ前と同程度の規模で実施することができました。 天竜ブランチ(8/8) 観音の森で樹種識別や毎木調査を行い、照葉樹林の生態を学び、ギャップ試験地や SSS を見学して人工林の生態系修復について学びました。樹冠を見上げながら樹種の識別をするのはかなり難しかったようですが、てきぱき調査している様子が印象的でした。 天竜ブランチ(8/9) 本来、南アルプスブランチで、ホウキナギの土砂移動現象・種の多様性の高い太平洋型冷温帯落葉広葉樹林・シカが植生と節足動物相に及ぼすインパクトなどを学ぶ予定でした。しかし台風接近に伴う荒天のため、講義を中心とする室内メニューに切り替えました。フィールドで実物を見ながらの活動ができなかったことはわれわれスタッフもたいへん残念でしたが、みなさん集中して講義をきき、作業に取り組んでくれました。 富士ブランチ(8/10) この日は天気に恵まれ、富士山 5 合目付近で樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態について学習しました。また、今回初めて森林管理署の方から富士国有林におけるシカ管理についてご紹介いただきました。参加者にも好評で有意義な取り組みとなりました。 暖温帯から樹木限界まで、さまざまな森林を駆け足で見て回りながら、植物・動物・防災とさまざまなトピックについて学習しました。それぞれの植生帯の特徴を実感し、森林が複雑な系であるゆえの管理の難しさを感じていただければとおもいます。 (栗) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 8-10, 2023. There were 31 participants from 17 universities across Japan. The participants were enthusiastic and responsive, so we also enjoyed the practice so much. At Tenryu Branch (Aug 8) We learned about the ecology of warm-temperate evergreen forests thr...

3 年ぶりの富士・南アルプス生態学実習を開催

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一昨年,昨年と実習を取りやめていた公募型の富士・南アルプス生態学実習を8月8~10日に実施することができました. 参加者は全国 14 大学から集まった 20 名と静岡大学の 6 名の 26 名でした.参加者は意欲的で反応が良く,ついつい我々スタッフが時間を忘れるほどでした.学生も我々同様フィールドワークに飢えていたという印象を受けました. 8月8日 天竜ブランチにて.  照葉樹林の生態・人工林の生態系修復・森林生態系における動物遺体の分解 8月9日 南アルプスブランチにて. ホウキナギの土砂移動現象・種の多様性の高い太平洋型冷温帯落葉広葉樹林・シカが植生と節足動物相に及ぼすインパクト 8月10日 富士南麓にて. 樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態  暖温帯から樹木限界まで,様々な森林を文字通り駆け足で見て回りました.それぞれの植生帯の特徴を実感できたと思います.それぞれの場所で森林が複雑な系であることを学んでいただけたと思います. 実習は順調に済んだのですが,最後の富士山からの下山中にバスがクラッチ故障のトラブルで動けなくなり,スカイライン内の高鉢駐車場で立往生しました.バスの代車救援がかなり遅れるとのことで,タクシーで新富士まで全員を運ぶというハプニングが生じました.担当スタッフの臨機応変の対応で,全国各地に無事帰宅できたようです. コロナ第 7 波の中での実習だったわけですが,様々な細心の感染症対策を取りながら,なんとか行うことができたことに得られた喜びは大きいものがありました. (水) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 8-10, 2022. There were 26 participants, 20 from 14 universities across Japan and 6 from Shizuoka University. The participants were enthusiastic and responsive, so we also enjoyed the practice so much that we lost track of time. At Tenryu Branch (Aug 8) Ecology of warm-temperate ever...

富士・南アルプス生態学実習

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8/29-9/1 の 4 日間、全国公募型の実習「富士・南アルプス生態学実習」が開催されました (http://fc-forecol.agr.shizuoka.ac.jp/wordpress/?p=652)。 今年度は学内・学外合わせて 21 名の学生が参加。4 日間で暖温帯の天竜ブランチ、冷温帯の南アルプスブランチ、亜高山帯から森林限界へいたる富士ブランチをめぐり、日本の代表的な植生を一気に観察しました。くわしい実習内容はこちらからどうぞ (http://fc-forecol.agr.shizuoka.ac.jp/wordpress/?p=2834)。 南アルプスブランチ 2 日目は雨が降ってしまいましたが、大幅な変更なく実施することができました。崩壊地(ホーキナギ)もなんとか見られてよかったですね。また、今年は恵まれた条件でライトセンサスをすることができ、シカだけでなくイタチやウサギなどたくさんの動物を観察しました。 (栗) An open lecture "Practice in Forest Conservation" was held from 8/29 to 9/1 (http://fc-forecol.agr.shizuoka.ac.jp/wordpress/?p=652&lang=en). This year, 21 students from all over Japan participated in the lecture. During the four days, we observed the representative vegetation of Japan by visiting the Tenryu Branch in the warm temperate zone, the South Alps Branch in the cool temperate zone, and the Fuji Branch in the subalpine zone including the forest limit. It rained on the second day of the South Alps brunch, but we were able to finish the program without ...

富士・南アルプス生態学実習

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8月31日から9月3日にかけ、全国公募型の実習「富士・南アルプス生態学実習」が開催されました。 本年度は学内外あわせ、13名の学生に参加いただきました! この実習では、暖温帯の天竜ブランチ、冷温帯の南アルプスブランチ、そして亜高山帯や森林限界の見られる富士ブランチをめぐり、日本の植生帯を一度に体感してもらいます。 今年は北海道から参加した学生もおり、普段見ることのない温帯の樹木に驚いてもらえました。そんな構成樹種の変遷だけでなく、それぞれの植生で測定した土壌呼吸の値からも、生態系の違いを実感していただけたのではないでしょうか。 写真は初日の森林観察と、2日目の崩壊地(ホーキ薙)の見学の様子です。 (鶴)