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フィールドワーク

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9/9-11 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 今年も主に森林内の尾根・沢における土壌と植生のちがいから物質循環を考えるメニューに取り組みました。 1 日目は尾根と沢の土壌動物のちがいを学びました。 トビムシやダニ、甲虫の幼虫などを中心に観察することができ、尾根よりも谷の土壌動物相が豊かでした。 2 日目はフィールドで土壌断面図や植生の観察、雨水や渓流水の pH および硬度測定などを行い、 3 日目は班ごとにデータを整理・解釈し、プレゼンテーションを行いました。 歩いて数分の距離でも尾根と沢で大きく環境が異なることにみなさん驚いていたようです。 演習林から西阿多古川、そして海へと流れていくカルシウムイオンに思いを馳せながら物質循環を学んでいただけたのではないかとおもいます。  (栗) "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch on September 9-11. The main topic of the program was material cycling in forest ecosystems.  On the first day, we learned about the differences in soil fauna between ridges and valleys. We were able to observe a variety of animals such as springtails, acarids, and larvae of beetles. The soil fauna was more diverse in the valley than on the ridge. On the second day, we investigated the differences in soil and vegetation on between the ridges and the valley. We observed soil profiles and vegetation in the field and measured ...

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9/10-12 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 今回は主に森林内の尾根・沢における土壌と植生のちがいから物質循環を考えるメニューに取り組みました。 1 日目は尾根と沢の土壌動物のちがいを学びました。 トビムシやヨコエビ、ヤスデなどの分解者を中心に観察することができ、尾根よりも谷の土壌動物相が豊かなことがわかりました。 2 日目はフィールドでの土壌断面図の観察、土壌の透水性、雨水や渓流水の pH および硬度、植生やヒノキの材積まで、さまざまなデータを収集し、 3 日目は班ごとにデータを整理・解釈し、プレゼンテーションを行いました。 生態系の複雑さに頭を悩ませながらも、土壌・土壌動物・植生が密に関わり合っていること、尾根と沢で様子がガラッと変わることを面白いと感じてもらえたようです。 暑い中での野外活動となりましたが、森や川での活動を楽しみ、さまざまなデータと向き合って真剣に議論している様子が印象的でした。 (栗) "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch on September 10-12. The main topic of the program was material cycling in forest ecosystems. On the first day, we learned about the differences in soil fauna between ridges and valleys. We were able to observe mainly decomposers such as springtails, Gammaridea, and millipedes. The soil fauna was richer in the valley than on the ridge. On the second day, we investigated the differences in soil and vegetation on between the ridges and the valley. As well as ob...

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9/12-14 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。昨年まで日帰り実習でしたが、今年から従来通り宿泊実習として実施することができました。今回は森林における物質循環を大きなテーマとして設定しました。 1 日目は動物遺体の分解について学びました。およそ 3 週間前に森林に設置したイノシシ肉とタヌキ死体がきれいに分解されて骨だけになっている様子を見ることができました。腐肉を食べる哺乳類を調べるために自動撮影カメラを設置していたのですが、イノシシ肉もタヌキ死体も哺乳類に食べられることはありませんでした。予想外の結果でしたが、それだけシデムシなどの昆虫の貢献が大きいことを実感してもらえればとおもいます。(雨で気温も上がらなかったため、昆虫トラップの成果もイマイチだったのですが……) 2-3 日目は森林内の尾根・沢における土壌と植生のちがいから物質循環を考えるメニューに取り組みました。フィールドでの土壌断面図の観察に加え、土壌の透水性や樹幹流・土壌・渓流水の pH・電気伝導度、リターの分解速度、植生やヒノキの材積までさまざまな要素を計測して物質の動きを考察しました。地理的には目と鼻の先にあるにもかかわらず、尾根と沢で土壌の特徴が大きく異なること、それに起因してヒノキの成長にまで差が出ることに驚いていたようです。また、林内では酸性よりだった pH が渓流ではほぼ中性になっていることから、森林が水循環に果たす役割を学ぶことができました。3 日目は班ごとにデータを整理し、プレゼンテーションを行いました。フィールドで得たデータを解釈するよいトレーニングになったはずです。 実にさまざまなデータを扱ったためたいへんだったかもしれませんが、野外調査、サンプル測定、プレゼンテーションを通じてしっかりフィールドワークを学んでもらえたと信じています。みなさんおつかれさまでした。 (栗) "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch on September 12-14. The main topic of the program was material cycling in forests. On ...

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9/13 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 午前中は動物と堅果の関わりをテーマに実習を行いました。落果堅果をひたすら拾い集め、昆虫や真菌、哺乳類にどれくらい利用されているかを調べてもらったところ、予想以上に多くの虫害種子が見つかり驚きました。シャーマントラップによるアカネズミの捕獲もうまくいき、みんなでネズミを見て堅果と向き合いながら、堅果がさまざまな動物に利用されること、ネズミが貯食散布を行うことを学びました。 午後は 4 グループに分かれて、植物の葉の識別、UAV の操縦体験、樹木の大きさ測定を行いました。例年通り UAV の操縦体験と林業分野での活用方法の解説が好評でしたが、葉の特徴をとらえて図鑑で検索する作業に黙々と取り組んでいる様子や急な斜面を上り下りしながらヒノキの直径や樹高を計測している様子が印象的でした。葉の識別を通して、森林にたくさんある非木材林産物の魅力にも気づいてもらえればうれしいです。 残暑厳しい 1 日でしたがみなさん集中してすべての活動に取り組んでくれました。盛りだくさんでややハードだったかもしれませんが、みなさんおつかれさまでした。 (栗) On September 13th, "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch. In the morning, we learned about the relationship between animals and acorns by examining how much of acorns on the ground were consumed by insects, fungi, and mammals. We were surprised to find insect-damaged seeds more than expected. Also we were able to observe field mice (which were captured by Sherman traps). We learned that acorns were used by a variety ...

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先週末 11/6 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 午前中はヒノキの植栽体験をしました。斜面での作業に苦労している様子でしたが、みなさん葉の裏表を見分けてしっかり植栽できていました。 その後、森林内にある樹種を学んだり、樹木の大きさや年輪の測定方法や UAV の操縦まで森林の調査方法をひととおり体験したりしました。また、ブナ科見本林で萌芽調査をし、最後に森林にすむ哺乳類について学びました(実は堅果と動物の関わりについて取り上げようと準備していたのですが、置いてある堅果には目もくれずまつぼっくりをくわえて走って行くリスが写っていただけでした……。) 全体として森林の測定方法に興味をもっていただいた方が多く、もっとも好評だったのはやはり UAV での操縦体験でした。もりだくさんの内容でしたが、みなさんおつかれさまでした。 (栗) Last weekend on November 6th, "Fieldwork Practice" for students from University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch. In the morning, we experienced planting saplings of Japanese cypress. Although it was difficult to work on the slope, everyone was able to distinguish between the two sides of the leaves and plant the trees well. The students learned about the species of trees in the forest, and experienced a variety of forest survey methods, such as measuring the size and annual rings of trees and operating a UAV. After that, we conducted a survey for sprout characteristics of Fagaceae trees...

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先週 9/15 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。例年は 2 泊 3 日で行っていますが、今年は感染防止のために日帰りでした。 午前中は種子を食べる動物に注目して、野ネズミとどんぐりの関係やツバキとゾウムシの共進化について学びました。残念ながら当日ネズミは捕獲されませんでしたが、ヤブツバキの果実に穿孔しているツバキシギゾウムシの幼虫は見ることができました。 午後は植物についてのメニューでした。植生断面図を描いて森林の階層構造を実感したり、ハイキングをしながらさまざまな樹木について学んだりしました。実際に葉を手に取りながら、形や匂いのちがいを体感できたことが印象的だったようです。 まだ暑いなか、マスクをつけての野外実習はたいへんだったかもしれませんが、感染防止策をとりながら有意義な実習ができました。 (栗) Last week on September 15, "Fieldwork Practice" for students from University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch. In the morning, we focused on seed-eating animals and learned about the relationship between field mice and acorns and the co-evolution of camellias and weevils. Unfortunately, no rodents were caught that day, but we did see the larvae of the weevil boring into the camellia fruit. In the afternoon, we learned about hierarchical structure of forest by drawing cross-sections of vegetation and trees by hiking in the forest. Students felt impressed that they experienced the different shapes an...

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今週は 9/10-9/12 の 3 日間、静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われていました。 初日は、演習林内をハイキングしながらみっちり樹木を学びました。その知識をもとにして、2-3 日目は、「動物の生息地としての森林」をテーマとした実習を行いました。野生動物の気持ちになって広葉樹林と針葉樹林で植物などを採集してもらい、採食効率を試算しました。 猛暑の中、森の中を歩き回るのはたいへんだったとおもいますが、みなさんのがんばりによって最終日のディスカッションは盛り上がりました。めでたしめでたし。 (栗) This week, "fieldwork practice" for students from University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch. On the first day, we learned about trees by hiking in the forest. Based on this knowledge, we learned about "Forests as animal habitats" on Day 2-3. Students collected plants in broad-leaved forests and coniferous forests as if they were wild animals and calculated the feeding efficiency. It must have been hard to walk around in the forests because it was extremely hot. Thanks to everyone's hard work, the discussion on the last day was so interesting and exciting. Kurihara

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天竜ブランチでは今日の昼まで、静岡県立大学のフィールドワーク実習が行われていました。 初日の11日は、森林観察と樹木の説明を行いました。そして昨日は栗原先生が担当、「ニホンザルの採食行動から見た森林」をテーマに、天然林と人工林とでサルの食べそうな植物の採取を行ってもらいました。 つまり、総勢30名ほどのおサルさん(=実習生)が、写真のように演習林内でエサを探し回っていました。(笑) どちらの森でどのようなエサが採れ、採取した植物種によって獲得エネルギーにどういった違いがあったのか。今日のディスカッションも本当に面白かったです。 みなさん、お疲れ様でした! (鶴)

フィールドワーク@天竜ブランチ

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天竜ブランチにて静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が行われました! この実習では「物質循環」をキーワードに、陸域と水域での物質の移動の観察(体験)や(高津先生担当)、人工林と天然林での物質循環(主に炭素動態)の比較(飯尾先生担当)を行いました。 調査項目としては、魚種の同定・胃内容物調査・毎木調査・土壌呼吸測定・pH測定・土壌断面観察・リターの分析などなど… 挙げてみると、結構いろんな項目を測定したものですね。 1日目は昼まで降り続いた雨のせいでフィールドに出られませんでしたが、それでも最後に調査対象を食し、皆さんにも生態系(食物網)に加わっていただきましたし。野外調査をしつつ、人工林と天然林(二次林)と、異なる森林の様子をじかに観察したり。フィールドの魅力を実感していただけたのではないでしょうか。 また後日、ウェブサイトにも実習の様子をアップしておきますね。(http://fc-forecol.agr.shizuoka.ac.jp/wordpress/?p=646) 今回はなかなか賑やかな2泊3日でしたので、今日皆さんが帰られるのが少し寂しくもなりました(注:棒読み風に!)。 (鶴)