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ふじのくに学(森林生態系からの恵み)

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10/29 にふじのくに学(森林生態系からの恵み)の南アルプスパートが行われました。静岡県内の大学から 12 名と筑波大学から 1 名が参加しました。午後から冷え込みましたが天気に恵まれ、紅葉も楽しむことができました。 午前中に演習林内の哺乳類相とカメラを用いた動物調査の方法について短い講義をして、午後は森林内を歩き回りながら、冷温帯林を構成する主要樹種の特徴や植物が紅葉する仕組み、シカと森林の関わりについて学びました。南アルプスブランチに実にさまざまな種の木本が生育していることやシカが森林の更新に大きいインパクトをあたえていることを肌で感じてもらえたのではないかとおもいます。留学生も 5 名参加したため、英語で説明しながら日本語のフォローを入れる形で実習をすすめましたが、日本人学生には少し難しい部分もあったかもしれません。 今年は富士と南アルプスで実習を行いました。日本人学生と留学生が一緒に身近にある多様な森林を訪れることで、森林生態系からの恵みを実感してもらえていればうれしいです。 (栗) On October 29th, Fuji-no-Kuni-Gaku (Ecosystem services from various forests) was held in the South Alps Branch. Thirteen students from universities in Shizuoka Prefecture and University of Tsukuba learned the functions and ecosystem services of forest ecosystems. It was a little cold in the afternoon, but we can enjoy the autumn colors. In the morning, we had a short lecture on mammals living in our experimental forest and how to study wild mammals using camera traps. In the afternoon, we walked around the forest and learned characteristics...

耳の切れたシカ

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南アルプスブランチに設置しているカメラのデータを見ていたところ、左耳が大きく切れているシカが写っていました。これくらい特徴があればみんな簡単に個体識別できて楽しそうです。 (栗) I found a deer with a large cut on its left ear in South Alps Branch. It would be easy to identify every individual if all had such distinctive features. Kurihara

オンラインセミナー:森と山の科学#7「砂防の観測と実験:土砂災害はどのように引き起こされるのか?」

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静岡大学農学部附属地域フィールド科学教育研究センター森林生態系部門と静岡大学山岳先端情報システム研究所は、森林や山岳地にかかわる問題やトピックについて地域の皆様に解説するオンラインセミナーを年に数回開催しております。内容は基礎から最近の情報までをわかりやすくお話しします。 第 7 回目は土砂災害に関する話題です。 「砂防の観測と実験:土砂災害はどのように引き起こされるのか?」 講演者:静岡大学農学部助教 高山翔揮 日時:2022 年 11 月 30 日 19 時~20 時半 使用するオンライン会議ツール:Zoom(Zoomの使用が初めての人にも簡単な説明をします) 視聴料:無料 可能視聴者数:40 名(先着) 申し込み先:Google forms https://forms.gle/vSME3ASz6oMwgaXJ6 申し込みいただいた方に接続方法等をご連絡します。 Google forms にアクセスできない方は以下のアドレスまで直接ご連絡ください。 kurihara.yohsuke [at] shizuoka.ac.jp ([at] -> @)

実習中の食事

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今年、天竜ブランチで行われる宿泊実習では、地元の方に朝食と夕食をつくっていただいています。実習中の食事は学生のモチベーションにも関わる重要な要素の 1 つで、しばらく悩みの種でしたが、今年はおいしいと大好評。その日に宿泊しないスタッフも夕食を食べて帰りたいくらいです。 (栗) During accommodation trainings at Tenryu Branch this year, breakfast and dinner are prepared by a cook who lives in Tenryu. Meals during the training are one of the important factors that influence the motivations of the students, and they have been a source of concern for a while, but the meals are so delicious that the students love them. Even the staff members who are not staying that day want to eat dinner before going home... Kurihara

森林生態系保全管理業務インターンシップ

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森林保全管理業務インターンシップを9/6~9/9に実施しました。本プログラムには、他大学から6名の学生さんが参加してくれました。 Day1|間伐予定地の調査を行いました。午後の短い時間でしたが、標準地調査のためのプロットの作成・毎木調査・間伐率の計算や間伐木の選木などを行いました。 Day2|台風の影響であいにくの天気でしたが、午前中には下刈鎌の研磨とヒノキ植栽地の下刈り作業を行いました。午後はロープ編み込み加工やクレーンの玉掛作業にも使用可能なワイヤースリングの作成(かご差し)を行いました。おまけとして、ロープクライミングの練習と体験も行いました。 Day3|この日も午前中は雨模様でした。午前中の前半は林内作業道の基本的な設計や施工方法についてレクチャーを受けた後、実際に林内各所の作業道の様子を規模や地形などの環境別に観察しました。悪天候を活かし、作業道上に流れる雨水の排水の様子も観察することができました。また、専任教員から演習林の紹介などのレクチャーも受けました。午後は晴れ間が出てきたので、チェンソーによる伐倒デモンストレーションと、チェンソーワークのトレーニングを行いました。 Day4|最終日にしてようやく朝から天気のいい日となり、午前中は前日のチェンソートレーニングの成果を活かしてヒノキ若齢林の間伐(整理伐)作業を行いました。午後には、実習準備のための結実調査やグラップルマシンによる集材の様子の見学をしました。 3泊4日の短い期間、また天候が優れない中での開催となりましたが、林業や演習林の業務に関わる多種多様なメニューを提供できたと自負しています。ただ、参加者の皆さんはコロコロ変わるメニューに頭の切り替えをしながらついてくるのが大変だったかもしれませんね。今回のプログラム参加が今後の大学生活や進路にとって有意義な経験となってくれることを切に願っています。 皆さんお疲れ様でした! (宇) Internship for Forest Management and Conservation was held at Tenryu Branch from 6th to 9th September (https://wwp.shizuoka.ac.jp/agr-fc-forecol/?p=652). Six students from other universitie...

フィールドワーク

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9/13 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 午前中は動物と堅果の関わりをテーマに実習を行いました。落果堅果をひたすら拾い集め、昆虫や真菌、哺乳類にどれくらい利用されているかを調べてもらったところ、予想以上に多くの虫害種子が見つかり驚きました。シャーマントラップによるアカネズミの捕獲もうまくいき、みんなでネズミを見て堅果と向き合いながら、堅果がさまざまな動物に利用されること、ネズミが貯食散布を行うことを学びました。 午後は 4 グループに分かれて、植物の葉の識別、UAV の操縦体験、樹木の大きさ測定を行いました。例年通り UAV の操縦体験と林業分野での活用方法の解説が好評でしたが、葉の特徴をとらえて図鑑で検索する作業に黙々と取り組んでいる様子や急な斜面を上り下りしながらヒノキの直径や樹高を計測している様子が印象的でした。葉の識別を通して、森林にたくさんある非木材林産物の魅力にも気づいてもらえればうれしいです。 残暑厳しい 1 日でしたがみなさん集中してすべての活動に取り組んでくれました。盛りだくさんでややハードだったかもしれませんが、みなさんおつかれさまでした。 (栗) On September 13th, "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch. In the morning, we learned about the relationship between animals and acorns by examining how much of acorns on the ground were consumed by insects, fungi, and mammals. We were surprised to find insect-damaged seeds more than expected. Also we were able to observe field mice (which were captured by Sherman traps). We learned that acorns were used by a variety ...

生態環境実習

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8/22-25 に「生態環境実習」が開催されました。この実習は、東京都市大学の学部生向けに開講されており、今年は理工学部と環境学部より 17 名の参加がありました。 今回から天竜ブランチと富士ブランチで実習を行いました。1 日目・2 日目は植生と土壌の関係について学び、とくに 2 日目は蛇紋岩エリアと広葉樹二次林で植生調査をみっちり行いました。ほぼまる 1 日調査に打ち込んでいたこともあり、このトピックをおもしろいと感じた学生が多かったようです。 3 日目には森林に住む野生動物の調査(シャーマントラップによる野ネズミの捕獲や自動撮影カメラによる哺乳類の撮影)を主に行いました。これまで成績のよくなかったシャーマントラップですが、今回は 2 個体捕獲することができ、非常に盛り上がりました。午後は自動撮影カメラのデータチェック作業をこつこつ行い、動物を見落とさないようにたくさんの写真をチェックする難しさに気づいたことでしょう。 4 日目は富士ブランチへ。6 合目付近では樹木限界の植生や生態を、ハイキングコースを下りながら亜高山帯針広混交林の樹種やその生態について学びました。少し霧が濃かったようですが、晴れて十分富士山を堪能できたのではないかとおもいます。 今年は天竜での活動を多くしたことで、森林内での調査に打ち込む時間的な余裕ができ、かつ学部間交流の機会も提供することもでき、充実した実習となりました。 (栗) "Practice in Ecology and Environment" was held at the Tenryu and Fuji branches on August 22-25. Seventeen undergraduate students from Tokyo City University participated in the practice this year. On the first and second days, students learned about the relationship between vegetation and soil. Especially on the second day, we conducted a thorough vegetation survey in serpenti...