11/22 に天竜ブランチでふじのくに学(農林業)が行われました。 午前は、野生動物による林業被害対策について解説しました。 シカやカモシカが低木の葉を食べる動画を見たり、宿舎周辺で罠やシカ柵の実物を見たりしながら説明しました。 午後は、宿舎周辺でコンテナ苗の植え付けや下刈りについて解説したのち、ヒノキ林で枝打ちと間伐体験を行いました。 斜面で立木を伐倒するたいへんさ、枝打ちをする高さ、切りたてのヒノキのにおいなど実感してもらえたのではないかとおもいます。 みなさん林業とは関わりがうすい学部からの参加ということもあり、 実際に森林で活動することで林業に興味を持つきっかけになっていればうれしいです。 (栗) On November 22nd, Fuji-no-Kuni-Gaku (Agriculture and Forestry) was held at the Tenryu Branch. In the morning, we learned about measures to mitigate forestry damage caused by wild animals. Using videos of deer and serow feeding on shrub leaves, as well as showing actual traps and deer fences around the lodge, we explained how such damage occurs and how it is managed. In the afternoon, after we explained about planting container seedlings and weeding around the lodge, participants experienced pruning and thinning in a cypress forest. We hope they were able to get a real sense of the challenges of felling trees on a slope, the height at which pruning is done, and the fresh scent of ...
8/6-8/9 に富士・南アルプス生態学実習を開催しました。今年は全国 10 大学から集まった 23 名の学部生・大学院生が参加しました。 天竜ブランチ(8/6) あいにくの雨のため、観音の森でサンプルを採取し、室内で樹種同定に取り組みました。iPad アプリとして整備した植物図鑑を見ながら、照葉樹林を構成する木本の葉と向き合っている様子が印象的でした。 天竜ブランチ→南アルプスブランチ(8/7) 観音の森で毎木調査を行いました。前日に覚えた樹種の知識を活用してデータを集め、森林の階層構造から観音の森の成立過程について考えました。その後は SSS を見学しながら環境保全と調和した人工林管理の実践について学びました。夕方、南アルプスの山犬段宿舎へ。山小屋風の宿舎を興味深く観察しているヒトもいました。今年改修されたシャワールームはみなさん快適にお使いいただけたようです。 南アルプスブランチ(8/8) 午前中はシカ柵内外にどんな昆虫がすんでいるかを調べました。シカ柵外に設置していたピットフォールトラップの大半がなにかの獣に荒らされてしまうアクシデントはありましたが、なんとか考察することができました。お昼からホーキナギへ。天気があやしかったですがなんとか崩壊地を見ることができ、土砂移動と山地工事についての解説を行いました。午後の森林観察では冷温帯林を構成する樹種について学び、シカ柵内外の植生をみながらスズタケの一斉開花枯死とその後の更新にシカがおよぼす影響について解説しました。 富士ブランチ(8/9) 富士山 5 合目付近で樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態について学習しました。 4 日間で暖温帯林・冷温帯林・森林限界を歩き、ふだんは観察することができない植生や植物に触れられてよかったという声が多くありました。また、今年は天竜での人工林管理に関する内容に興味をもったヒトが多かったようです。とくに天竜では猛暑の中の実習となりましたが、みなさん楽しみながら活動してくれました。おつかれさまでした。 (栗) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 6-9, 2024. There were 23 participants from 10 universities across Japan. At Ten...
一昨年,昨年と実習を取りやめていた公募型の富士・南アルプス生態学実習を8月8~10日に実施することができました. 参加者は全国 14 大学から集まった 20 名と静岡大学の 6 名の 26 名でした.参加者は意欲的で反応が良く,ついつい我々スタッフが時間を忘れるほどでした.学生も我々同様フィールドワークに飢えていたという印象を受けました. 8月8日 天竜ブランチにて. 照葉樹林の生態・人工林の生態系修復・森林生態系における動物遺体の分解 8月9日 南アルプスブランチにて. ホウキナギの土砂移動現象・種の多様性の高い太平洋型冷温帯落葉広葉樹林・シカが植生と節足動物相に及ぼすインパクト 8月10日 富士南麓にて. 樹木限界の植生と生態・亜高山帯針広混交林の生態 暖温帯から樹木限界まで,様々な森林を文字通り駆け足で見て回りました.それぞれの植生帯の特徴を実感できたと思います.それぞれの場所で森林が複雑な系であることを学んでいただけたと思います. 実習は順調に済んだのですが,最後の富士山からの下山中にバスがクラッチ故障のトラブルで動けなくなり,スカイライン内の高鉢駐車場で立往生しました.バスの代車救援がかなり遅れるとのことで,タクシーで新富士まで全員を運ぶというハプニングが生じました.担当スタッフの臨機応変の対応で,全国各地に無事帰宅できたようです. コロナ第 7 波の中での実習だったわけですが,様々な細心の感染症対策を取りながら,なんとか行うことができたことに得られた喜びは大きいものがありました. (水) Ecological practice around Mt.Fuji was held on August 8-10, 2022. There were 26 participants, 20 from 14 universities across Japan and 6 from Shizuoka University. The participants were enthusiastic and responsive, so we also enjoyed the practice so much that we lost track of time. At Tenryu Branch (Aug 8) Ecology of warm-temperate ever...