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ふじのくに学(森林生態系からの恵み)

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10/2 にふじのくに学(森林生態系からの恵み)の天竜パートが行われました。静岡県内の大学生 13 名が参加し、森林のもつ機能と生態系サービスをテーマとしたメニューに取り組みました。 最初に阿多古川で渓流と森林のつながりについて紹介したのち、ヒノキ林と隣接する広葉樹林をハイキングしながら有用植物について学んだり、択伐と皆伐を行ったエリアをめぐりながら環境保全と調和した森林管理について学んだりしました。また、広葉樹林ではシャーマントラップや自動撮影カメラを用いて哺乳類を調べ、動物と植物の相互作用、そこから私たちが受けている恩恵について紹介しました(残念ながらネズミは捕獲されませんでしたが……)。 身近な森林にさまざまな動植物が生育/生息していることに驚いた学生もいたようで、うれしいことに本実習をきっかけに森林についてもっと自分で調べてみたいとアンケートで答えてくれた学生もいました。今月に予定されている富士パート・南アルプスパートとも比較しながら、学生が森林生態系からの恵みを実感できる実習になればよいとおもいます。 台風一過で暑い 1 日となりましたがみなさんおつかれさまでした。 (栗) On October 2nd, Fuji-no-Kuni-Gaku (Ecosystem services from various forests) was held in the Tenryu Branch. Thirteen students from Shizuoka Prefecture learned the functions and ecosystem services of forest ecosystems. In the morning, we gave a short talk about the connection between streams and forests at the Atago River. We then learned about useful plants by hiking through a cypress forest and an adjacent broadleaved forest and forest management in harmony with environmental conservation by obs...

オンラインセミナー:森と山の科学#3「樹木のストレスチェック!-色の視点から切り開くスマート林業-」

オンラインセミナー森と山の科学 #3「樹木のストレスチェック!-色の視点から切り開くスマート林業-」が開催されました。センサーとドローンによる観測と機械学習による解析を組み合わせた最新の森林調査法について非常にわかりやすくご紹介いただきました。ご参加いただいた 15 名の皆様ありがとうございました。

イラガのなかま@天竜ブランチ

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天竜フィールド宿泊施設敷地内で大学院生がアカメガシワ(Mallotus japonicus)の光合成測定のため、小さなタワーを組みました。設営補助作業中、高さ3m付近の葉が私の左耳に当たり、その時に痛みを感じました。葉裏面をよく見たら、イラガの仲間の幼虫を発見!痛みについては、数分痛みがあり、後に数分から10数分、刺された箇所のわずかな腫れや熱を感じました。やがて痛みや腫れは無くなっていき、数時間後には、違和感を多少感じる程度です。何十年ぶりかのイラガでしたが、痛みが大したことなかったことが、逆に心配。体の反応が良くなった?あるい年齢のせいで悪くなってきた?種類はおそらくタイワンイラガ(Phlossa conjuncta)のようです。敷地内の別個体アカメガシワを餌に飼育し、成虫標本を作製します。その時はまたご報告いたします。野外での作業・レクリエーションの際は十分ご注意ください。 (矢) We built a small tower to measure photosynthesis of Mallotus japonicus near the accommodation in the Tenryu Branch. While assisting in setting up the tower, I felt a pain in my left ear and found the larvae of a species of moth on the leaf. For a few minutes to a dozen minutes, I felt slight swelling and heat in my left ear, but I am fine now. The moth might be Phlossa conjuncta. I keep the larvae for a while and plan to make a specimen of the imago. Please be careful when working outdoors or doing recreational activities. Yazawa

カニムシ@南アルプスブランチ

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8月上旬に南アルプスフィールドの山犬段宿舎周辺で、林床の土壌動物調査を行いました。根気よく微細な動物をソーティングしているとカニムシを発見しました。このカニムシの仲間は海岸から山の上まで、いたるところに生息しているので珍しい生き物ではありませんが、ほとんどの種が成体でも数㎜以下の体サイズでとにかく小さく、普段山の中でその姿に気づくことはまずありません。カニムシの英語名は「Pseudoscorpion」和訳すると「偽サソリ」確かにサソリによく似た姿形をしています。しかしサソリとは異なる系統の生き物で、もちろん毒針ももっていません。このカニムシは微細ながらもその特徴的なハサミを駆使して自身よりも小さな動物を捕食する肉食動物で、彼らの餌となる動物の目にはその姿が異形の巨大モンスターとして映っているのかもしれないと考えると、ミクロの世界も奥深い面白さがあるなと思います。 (宇) In early August, we conducted a survey for soil fauna in the South Alps Branch. We found pseudoscorpions from the soil samples. These species are found everywhere from the coast to the mountainous area, but most of them are so tiny that it is rare to notice them in the forest. As the name suggests, pseudoscorpions look like a scorpion. However, they belong to a different phylogenetic group from that of scorpions, and of course they do not have a venomous stinger. They prey on animals smaller than themselves, using their characteristic microscopic chelae. When I imagine that to a prey animal, a pseudosc...

オンラインセミナー:森と山の科学#3「樹木のストレスチェック!-色の視点から切り開くスマート林業-」

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静岡大学農学部附属地域フィールド科学教育研究センター森林生態系部門と静岡大学山岳先端情報システム研究所は、森林や山岳地にかかわる問題やトピックについて地域の皆様に解説するオンラインセミナーを年に数回開催しております。内容は基礎から最近の情報までをわかりやすくお話しします。第 3 回目は森林を観測する技術に関する話題です。 「樹木のストレスチェック!-色の視点から切り開くスマート林業-」 講演者:薗部礼(静岡大学農学部助教) 日時:2021 年 9 月 29 日 19 時~20 時半 使用するオンライン会議ツール:Zoom(Zoomの使用が初めての人にも簡単な説明をします) 視聴料:無料 可能視聴者数:40 名(先着) 申し込み先:Google forms https://forms.gle/7oNYr5yW79Li3zCr8 申し込みいただいた方に接続方法等をご連絡します。 皆様のご参加をお待ちしております。

ササを食べるニホンザル@南アルプスブランチ

サルは器用に若葉や新芽(展葉前の葉)を選んで食べているようです。 (栗) A male Japanese macaque feeding on Sasa sp. in the South Alps Branch. He seemed to select and feed on the young leaves and buds (leaves that have not yet fully developed). Kurihara

昆虫調査@南アルプスブランチ

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8 月はじめに、南アルプスブランチに行って昆虫の調査を行いました。ピットフォールトラップやペットボトルでつくるトラップ(通称ノムラホイホイ)を設置、鶏肉をベイトとして使いました。設置したのはおよそ 1 日でしたが、天気がよかったこともあり、オサムシ、ゴミムシ、ハネカクシ、シデムシ、コガネムシ(糞虫)など、めぼしい分類群の昆虫を採集することができました。 惜しむらくは実習メニューとして実施できなかったことです。感染症の影響で学外参加者の受入を断念したうえ、台風の影響で日程短縮となってしまいました。とはいえ今回よいデータがとれたので、今後の実習に活用していきたいとおもいます。 (栗) We conducted an insect survey in the South Alps Branch at the beginning of August. We set pitfall traps and used chicken as bait. After only a day, we collected insects of various taxa, such as ground-dwelling beetles, rove beetles, burying beetles, and dung beetles. Unfortunately, we were unable to conduct this survey during a field practice. We had to give up accepting students from other universities due to the COVID-19 and shorten the schedule due to the typhoon. Nevertheless, we obtained good data this time, which we would like to utilize for future practice. Kurihara