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9月, 2024の投稿を表示しています

森林生態系保全管理業務体験プログラム

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9 月 3 日から 9 月 6 日までの 3 泊 4 日の日程で森林生態系保全管理業務体験プログラムを実施しました。以下の内容を実施することができました。なお、DAY1 から DAY3 は天竜ブランチ、DAY4 は南アルプスブランチにて実施しました。 DAY1 ・間伐計画立案のためヒノキ林の調査(見学):毎木調査等実施予定でしたが雷雨のため中断。見学のみとなりました。 ・過去の調査記録を利用した間伐率や材積計算など森林経営計画に関する基礎知識(座学) ・植物リストのための標本採集とさく葉標本作成:樹木の枝葉を室内に持ち帰り、押し葉をして標本づくり(樹種も調べて覚える) ・UAV、ドローンに関する基礎知識(座学) DAY2 ・ワイヤースリングの作成:玉掛け作業で各自が使うためのワイヤースリングを自作。ワイヤーロープ (8 ㎜) の両端をかご差しでアイスプライス加工 ・ドローンの操縦体験 ・チェンソーワークトレーニング:間伐材を利用して基本的なチェンソー操作の練習を行いました。   ・木材を動かす重機の操作体験(小型移動式クレーン/グラップル):小型移動式クレーン(各自が作成したワイヤースリングを用いる)のラジコン操作とグラップルマシンの操作体験 DAY3 ・チェンソーによる立木の伐倒・造材:小径ヒノキの伐倒と枝払い・造材をチェンソーで行う。   ・昆虫標本の展足:学生実習で捕獲した昆虫類同定のため、各標本の展足作業 DAY4 ・各調査機器保守点検:林内に設置されたカメラトラップの見回り点検と気象観測機器のデータ回収 ・広葉樹林での実習用地整備:調査プロットの設置と毎木調査(胸高直径の測定と樹種同定) ・演習林歩道および登山道の整備:歩道をふさいでいた倒木等の整理整頓     プログラム直前の台風の動きに翻弄され、初日は多少影響も受け雨模様となってしまいましたが、二日目以降はまずまずの天候に恵まれ各メニューを実施できたと思います。短期間にギュッとまとめたメニューの多さに面食らうところもあったかもしれませんが、演習林の業務の多様さを実感してもらえたのではないでしょうか。参加者の皆さん、お疲れ様でした! (宇) Forest ecosystem conservation and forestry work experience program was held at the...

フィールドワーク

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9/10-12 に静岡県立大学の「フィールドワーク実習」が天竜ブランチで行われました。 今回は主に森林内の尾根・沢における土壌と植生のちがいから物質循環を考えるメニューに取り組みました。 1 日目は尾根と沢の土壌動物のちがいを学びました。 トビムシやヨコエビ、ヤスデなどの分解者を中心に観察することができ、尾根よりも谷の土壌動物相が豊かなことがわかりました。 2 日目はフィールドでの土壌断面図の観察、土壌の透水性、雨水や渓流水の pH および硬度、植生やヒノキの材積まで、さまざまなデータを収集し、 3 日目は班ごとにデータを整理・解釈し、プレゼンテーションを行いました。 生態系の複雑さに頭を悩ませながらも、土壌・土壌動物・植生が密に関わり合っていること、尾根と沢で様子がガラッと変わることを面白いと感じてもらえたようです。 暑い中での野外活動となりましたが、森や川での活動を楽しみ、さまざまなデータと向き合って真剣に議論している様子が印象的でした。 (栗) "Fieldwork Practice" for students from the University of Shizuoka was held at the Tenryu Branch on September 10-12. The main topic of the program was material cycling in forest ecosystems. On the first day, we learned about the differences in soil fauna between ridges and valleys. We were able to observe mainly decomposers such as springtails, Gammaridea, and millipedes. The soil fauna was richer in the valley than on the ridge. On the second day, we investigated the differences in soil and vegetation on between the ridges and the valley. As well as ob...

生態環境実習

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8/19-22 に「生態環境実習」が開催されました。この実習は、東京都市大学の学部生向けに開講されており、今年は環境学部より 18 名の参加がありました。 1 日目は富士ブランチへ。5 合目付近では樹木限界の植生や生態を、ハイキングコースを下りながら亜高山帯針広混交林の樹種やその生態について学びました。雲はかかっていたものの、宝永火口付近で雲が晴れ、植生をよく観察することができました。 2 日目は照葉樹林の植生について学びました。午前中は観音の森で採取したサンプルを使って、室内で樹種同定に取り組みました。それをふまえて、午後からは観音の森で植生調査を行い、森林の階層構造を学びました。 3 日目午前は、土壌と植生の関係について学びました。土壌断面図の観察や pH・電気伝導度の測定、植生の観察を行い、尾根・沢で土壌が大きく異なること、それに伴い植生やヒノキの成長にも違いが出ることを学びました。午後からはギャップ試験地と SSS を見学し、環境に配慮した人工林管理や広葉樹誘導における動物の役割について解説しました。 4 日目は野生動物の調査を行いました。シャーマントラップではアカネズミのオスが捕獲され、実物を見ながら森林におけるアカネズミの働きについて解説することができました。ピットフォールトラップを用いた節足動物の調査では、前日の雨と連日の暑さのせいか、成果はイマイチでしたが、なんとか森林タイプの影響を考察できそうなデータを得ることができました。 かわらず天竜が暑かったこともあり、後半 3 日間はさすがにみなさんお疲れのようでしたが、最後まで粘り強く取り組んでくれました。その分、富士山の植生だけでなく、照葉樹林を構成する樹種や土壌と植生の関わりについても興味深く感じてもらえたようです。 (栗) "Practice in Ecology and Environment" was held at the Tenryu and Fuji branches on August 19-22. Eighteen undergraduate students from Tokyo City University participated in the practice this year. On the first day, we went to Fuji Bra...