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11月, 2023の投稿を表示しています

ふじのくに学(農林業)

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11/18 に天竜ブランチでふじのくに学(農林業)が行われました。お昼過ぎまでマツ林の除伐と地かき(かき起こし)を行いました。低木が密集して生えているマツ林に面食らっていた様子でしたが、なたやのこを使って木を倒す作業に精力的に取り組んでくれ、作業後にはすっきりしたマツ林になりました。その後、枯れたアカマツの伐倒作業を見学し、マツノマダラカミキリ幼虫を駆除するための材の燻蒸処理の準備を行いました。さいごに、除伐した広葉樹低木やその他の材を使って、木工体験を行いました。木工を楽しみながら、樹種による材の特性のちがいなどを学んでもらえたのではないかとおもいます。 風の冷たい、非常に寒い 1 日でしたが、実際に森林整備を体験することで、林業を身近に感じる機会になっていればうれしいです。みなさんおつかれさまでした。 (栗) On November 18th, Fuji-no-Kuni-Gaku (Agriculture and Forestry) was held at the Tenryu Branch. In the morning, we went to a pine forest to clear broad-leaved trees and conducted scarification. Although students seemed puzzled by the pine forest with its dense shrubs, they worked energetically to fell the shrubs using a saw and a machete. In the afternoon, we learned about how to cut a pine snag by using a chainsaw and prepared for fumigation treatments of pine logs to eradicate larvae of longhorn beetles. Finally, we had the experience of woodworking using hardwood shrubs and other timbers. The students enjoyed woodworking and were...

上阿多古小学校特別授業

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11/9 に上阿多古小学校の 5・6 年生のみなさんが演習林事務所にいらっしゃいました。総合の時間で天竜地域について調べ学習をするということで、天竜ブランチの哺乳類についてお話しました。自動撮影カメラを用いた哺乳類調査について紹介し、ヒトがすんでいて、あたたかく、人工林が多い場所に適応した/を好む種が天竜でよく撮影されていることを解説しました。また、狩猟免許を持っている技術職員の宇佐美さんが箱罠とくくり罠のデモンストレーションを行いました。ほぼ全員が実際に罠を見たことがあったのは予想外でしたが、仕組みや設置方法を解説し、実際に動作したときの迫力を感じてもらったことは有意義だったと信じています。質疑応答の時間も充実していてよかったです。みなさん豊富な知識を持っているだけでなくでいろいろな体験もしていて、もっと専門的な話でもよかったのでは……とおもってしまうほどでしたが、小学校での今後の活動に少しでも貢献できていたらうれしいです。 (栗) On Nov 9, we gave a lecture on mammals living in the Tenryu Branch for 5th-6th grade students from Kamiatago Elementary School. I introduced the results of mammal survey using camera traps and showed that species adapted to/preferring warm areas or anthropogenic landscapes are often filmed in Tenryu. Mr. Usami, a technical specialist who has a hunting license, gave a demonstration of box traps and snare traps. We were surprised that almost everyone had seen the traps before, but we believe that the explanation of how the traps work and should be installed and seeing the...

フィールドレクチャー

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後半(10/28-)Field lecture in temperate forests around Mt. Fuji 10/29 南アルプスブランチを訪れ、冷温帯落葉広葉樹林の生態とシカが森林生態系にあたえる影響を学びました。山犬段は少し寒いくらいでしたが、ふだん見る機会の少ない樹種について学び、カエデ類の紅葉を満喫していました。さいごに、シカ柵内で復活しつつあるササ類に覆われた試験地内を歩き、シカ柵内外で下層植生が大きく異なる様子を見て、シカの影響の大きさに驚いた参加者が多かったようです。 10/30 富士吉田にある国立環境研究所が管理するCO2フラックスサイトを見学し、CO2フラックスの観測に関する取り組みについて学びました。また、青木ヶ原で溶岩上に成立する森林の特徴や、白糸の滝で水文及び地質についてなどなど、1日でたくさんの内容を学びました。 10/31 富士山6合目付近では森林限界の厳しい環境下での生態について、5合目の自然歩道では亜高山帯の森林構造とスラッシュ雪崩がこの場所の森林動態にとって重要な攪乱要因であることなどについて学びました。さらに標高を下げて、高鉢駐車場付近では亜高山帯と冷温帯が接するエコトーンの森林の構造、更新特性、シカ害について学びました。標高別のそれぞれの生態系での植物たちの生存戦略の多様さに興味を示してもらえたようです。最後に大沢扇状地において、国交省・富士砂防事務所の方の案内で先端の土石流対策について学びました。 11/1 王教授より森林のリモートセンシング最新技術について、Pavel博士よりClose to nature林の気候変動下での優位性について講義がありました。その後、加藤副学部長より参加した全員へ一人ずつ認証状が授与されました。 さまざまな植生帯を歩き回りながら実に多様なトピックについて学ぶことで、日本の森林生態系を深く理解することができたという声が多く聞かれました。もりだくさんの 9 日間でたいへんな部分もあったかもしれませんが、国内外から参加してくださった 36 名のみなさんありがとうございました。 (水・楢・栗) Latter half of the seminar (Oct 28-): Field lecture in temperate forests around Mt. Fuji Oct 29: We ...

フィールドレクチャー

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10 月 24 日から 11 月 1 日まで International seminars: Diverse forest ecosystems around Shizuoka 2023 を開講しました。今年 11 回目の開催で、今回はインドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、チェコの 5 か国 8 大学から 11 名の学生とインドネシア、タイ、チェコから 3 名の教員が参加しました。日本からは本学の学生だけでなく三重大学・筑波大学・山梨大学・新潟大学の学生が参加し計 36 名の参加者となりました。海外からの参加者のうち 12 名の招聘は JST のサクラサイエンスプログラムのサポートを受けました。 前半(-10/27)Field practice in Tenryu forests 10/25 天竜ブランチで実施している単純同齢人工林のリハビリテーションの様子を見学しました。小規模持続型択伐システムの見学では、持続可能性の高い、環境保全と調和した森林管理の実践例を紹介しました。ネズミによる種子散布が広葉樹の更新に果たす役割や、シカやカモシカによる被食を防ぐ方法について関心をもった参加者が多かったように見受けられました。その後、民有林経営を学ぶために鈴木将之氏の森林を見学しました。美しい人工林を楽しみながら、多様な樹種を栽培する取り組み、世代を超えて木を育ててきた背景や今後の展望など、実に興味深いお話を伺うことができました。 10/26 照葉樹林「観音の森」を観察しながら、森林を構成する樹種や階層構造についても学びました。一部の種はなじみがあるようで、説明のために葉を採取している段階でその種の学名がきこえる場面もありましたが、葉の形を見たりにおいをかいだり、みなさん熱心に葉の特徴をとらえようとしている様子が印象的でした。午後は皆伐地で UAV の操縦体験へ。UAV で撮った写真から作成したモデルをその場で見せながら解説することで、みなさん操縦を楽しみながらも、森林調査における UAV の有用性や応用可能性の高さを実感してもらえたのではないかとおもいます。 10/27 100 年生ヒノキ林で行われている水フラックス測定サイトを見学しました。具体的な測定方法や機器・センサー類に興味をもった参加者が多く、出身国の森林で行われている測定方法もまじえた議論など、活発な情報交換...