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現地見学会

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山開きの日の午後、森林・林業に関わりのある地域の方々をお招きし、演習林の現地見学会を開催しました。今回のテーマは早生樹で、21 名の方がご参加くださいました。 室内では、カラスザンショウやヤマザクラなど成長の速い、演習林産広葉樹材を用いた家具の展示を行いました。スツールやデスク、フォトフレームなど、美しく、地域に自生する国産材の有効活用につながる、非常に意義のある取り組みだと感じました。詳しくはヨキカグ (https://yokikagu.jp/) プロジェクトのホームページで紹介されています。 林内では、外国産早生樹であるテーダマツやコウヨウザンが生育している林分を見学しました。テーダマツが植栽された林分からおよそ 100 m 斜面下のギャップには、若いテーダマツが生育しており、技術職員さんの話によると 10 年前にはなかったということでした。みなさん成長の速さに驚くとともに、地形によっては長距離の種子散布が起きうることを実感できたのではないかとおもいます。 メインイベントはテーダマツの引き倒し試験でした。日本の森林で最も一般的な攪乱である風倒害にテーダマツは弱いと言われていたそうで、それを公開実験で調べてみようというねらいです。直径 27 cm、樹高 20 m のテーダマツがばきばきと折れる様子は迫力満点で、肝心の結果は同サイズのヒノキよりやや弱いという結果でした。 ここまでの見学や公開実験を踏まえて、テーダマツをはじめとする外国産早生樹を用いるメリット・デメリット、地域に自生する国産先駆種を活用する取り組みなどについて、さまざまな立場の方からご質問・ご意見を伺いながら、最後まで有意義な議論が交わされました。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 (栗)